特定非営利活動法人(NPO法人) インターベンションのエビデンスを創る会は、日本の高いインターベンション技術を活かし、世界に発信するエビデンス創りを目指します。

理事長挨拶

理事長 南都 伸介  本邦での心血管疾患による死亡は年間17万人におよび、今や悪性腫瘍と双璧をなす国民の健康における重要課題となっております。この観点から心血管疾患に対するインターベンション治療が有益なものとなるよう努めていくことは極めて重要といえます。

 近年、臨床の現場では、経験に基づく医療(Experienced-Based Medicine)だけでなく、信頼性の高い情報に基づいた医療、Evidence-Based Medicine(EBM)の重要性が増しています。インターベンション領域においても、EBMを構築する上で重要な多くのエビデンスが集積されていますが、インターベンション治療の根拠とすべきエビデンス、客観的データ、情報の収集は国内では十分とは言えません。また、患者様や医療従事者へのEBMの認知度も必ずしも高いとは言えない状況です。海外で承認され、多くのエビデンスがあるにもかかわらず、本邦では承認が得られていない薬剤や医療機器が数多く存在します。これらのドラッグラグ・デバイスラグを回避するためにも、客観的なエビデンスを蓄積し、臨床への適応拡大を促進する活動を行うことは、社会的意義が高く期待が寄せられるところであります。

 そこで私たちは、これらのことを背景に「NPO法人インターベンションのエビデンスを創る会(AEEI)」を設立致しました。これまで培った心血管疾患の治療における高度な専門知識を社会に還元すべく、インターベンションにおけるEBMを推進し、その成果を患者様や他の医療従事者に幅広く提供し、患者様の健康福祉的利益はもちろんのこと、医療制度や社会的資源の構築に寄与したいと考えております。

 現在、AEEIでは、J-DESsERT(日本における薬剤溶出型ステントの無作為化臨床試験)を初め数多くの臨床研究を支援中です。日本のみならず、世界のインターベンションのエビデンス構築のため力を尽くして参る所存でございますので、皆様ご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。

中村 正人